妊娠中に整体を受ける際に気を付けること
1. 安定期(妊娠16週目)になってから施術を受けること
整体は安定期に入ってから受けることをお勧めします。整体院によっては妊娠初期から臨月まで受けられるところもあるようですが、心のストレスにならないためにも安定期になって安心してから受けると、ストレスによる胎児の影響もなく受けられると考えます。
2.うつぶせにはならない
施術を受ける際にうつぶせなどの無理な体勢は取らないようにしましょう。おそらく整体院側も取らせることはないと思いますが、万が一取るようなことがあった場合は申し出るようにしてください。
3. 途中で気分が悪くなったら中止する
施術中に体調が急変した場合は必ず申し出るようにしてください。気分がすぐれない場合は中止して休むようにしましょう。
骨盤矯正ってどんなことをするの?
骨盤は体の中で最も大きな骨で、体をコントロールするところです。骨盤の上には背骨があり、下には大腿骨がついていてバランスを取るようになっているので、骨盤がズレてしまうと姿勢が乱れます。
姿勢の乱れは筋肉に負担をかけて、腰痛、肩こり、坐骨神経痛につながります。
産後はリラキシンというホルモンにより骨盤が開いている状態ですので、非常にアンバランスになっています。骨盤をしっかり施術することにより、体重が元に戻りやすくなったり、体形が産前に戻りやすくなります。
その後、オキシトシンというホルモンにより緩んだ骨盤を締めようとしてきます。骨盤が安定してくるまでには、6カ月から1年間かかります。
骨盤の傾き方は大きく分けて4タイプがある
・骨盤前傾タイプ:骨盤が前に倒れていて背骨が反ってしまっているタイプです。このタイプの方は腹筋がうまく使えていないので鍛えるのではなく、使い方を再教育する必要があります。
・骨盤後傾タイプ:骨盤が後ろに倒れて腰から丸まっているタイプです。
・骨盤の左右の高さが違うタイプ:骨盤がずれることによって左右の高さが変わるタイプです。側弯症の方には顕著に見られます。
・内側・外側に開くタイプ:骨盤が外側に開いてしまい大きく見えるタイプです。O脚・X脚や背骨の弯曲に関わってきます。
骨盤矯正の方法は整体院によって全然違います。当院で行う骨盤矯正は専用ベッドを使い矯正していきます。専用ベッドで行う矯正はほとんど痛くありません。
その他に硬くなっている筋肉を施術して元に戻りづらい体作りをしていきます。骨盤のズレは筋肉に引っ張られて戻ってしまうこともあるので、周りの筋肉もしっかり柔軟性を取り戻すように施術します。
この記事の監修
石倉拓哉
柔道整復師 カイロプラクター
施術歴20年の経験豊富な技術でメディア掲載多数。同業者の推薦も多く、技術指導や外部で健康セミナーを開催して講師として参加する経験もある。マッサージなどのその場しのぎの方法ではなく「症状の原因を施術する」という体のバランスを見る骨格構造理論を基に根本から施術していき、お客様の口コミも数多い。